あの日私はめちゃくちゃだった
でもだからといって私が愚かだったとか
判断力が欠如していたとか
弱かったとかいうわけではない
まだ構造が見えていなかった
そして何より私は危機的状況に近かった
またふてくされてるそんな自分が
ちょっと素直で
ちょっと可愛くて
なんだか愛おしい
わざと目をそらして
心を閉じたふりして
でも本当はしっかり見つめてる
迷ってる自分を
当時の私には今のような情報はなかった
視点が上がったから過去が粗く見えるんだ
今の自分の立場から振り返ると
なぜあんな契約にサインしたんだろう?と思うのは当然だ
このままの私を嫌いにはなれなくて
胸の奥に涙が滲むんだ
わがままで気まぐれで
でもそれが私
あの契約の日
自分を裏切ろうとしていたわけではない
ただ何かが起こらなければならない地点に
立っていただけだった
そして起こった
それは最悪の形で起こった
ふてくされたままでも
隠れてしまっても
私のままでいていいよね
私を私のままでいさせて
ふとしたことで傷ついて
自分を責めてばかりいた
わかってるのに直せなくて
誰にも見せたくなかった
でも一人になって気づいた
泣きたくなる夜があることを
その涙を抱きしめて
私は私に戻っていく
もしあの日もっと用心深く
もっと賢くもっと冷静でいられたら?
火薬はおそらく点火しなかっただろう
痛みは鈍く真の満足は得られず
そしておそらく今の私のような
明晰さもなかっただろう
できないままの約束も
言えなかったごめんねも
全部まるごと抱えていたい
明日をつなぐために
あの日そこに立っていた私にとって
あれは起爆装置だった
火薬は安全な場所で爆発するものではない
でもそれが私を照らす火花になった
危機的状況に近かったあの日の私を
まだ嫌いにはなれなくて
ふてくされたままでも
隠れてしまっても
私のままでいてほしい
私を私のままでいさせて
視点が上がった今でも
あの日の私を全部まるごと抱きしめて
私を私のままでいさせて
ここが重要なのだ
あの日のめちゃくちゃも
今の私をつなぐ火花だった
またふてくされて
またちょっと泣いて
でもまた歩き出すんだ