青すぎる傷は
まだ痛みの名前を知らない
触れれば逃げるくせに
消える気はないみたい

ねえ 
何になれば
終わったことになるんだろう
朝になれば昨日になる
そんな簡単じゃないのに

治したいんじゃない
きれいになりたいんじゃない
ここにいたことを
なかったことにしたくない

青すぎる傷よ
まだ青いままでいて
いつか僕が追いつくまで
勝手に思い出にならないで

忘れたいんじゃない
覚えていたいんでもない
ただ身体だけには
嘘をついてほしくない

あの日の続きを
僕は隠さず持っている
たとえ笑っていても
大丈夫って意味じゃない

ねえ
強くなったな
痛いくせに平気な顔して
裏切ってるみたいなんだ

戻りたいんじゃない
もう一度会いたいんじゃない
ただあのときの僕を
途中のまま終わらせたくない

青すぎる傷よ
まだ青いままでいて
僕が僕を見失わないように
古い目で捨てないで

忘れたいんじゃない
覚えていたいんでもない
ただ身体だけには
嘘をついてほしくない

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